- 2008年3月 7日 17:17
- カクメモ
CMで子供が浴衣で花火というシーンが必要になったが、まだまだ寒いこの時期。スタジオでやるしかないと考えたけど予算やスケジュールなどで花火ができるスタジオが見つからず途方に暮れていた。通学のシーンのためのロケは、モデルになってくれる中学生の授業が終わってからなので学校から近い場所しか考えられない。まあこんなところだろうとシェラの時々の散歩道を選んだ。さて、あとは花火ができるスタジオ・・・。ほんとに弱っちゃったなあ、どうしようかと思って車に乗り込んだ時なぜかふっとFの顔が浮かんだ。「あっ、工房だ!そうだ!あそこだったらできる!ここから移動も簡単だし」三年前に亡くなった親友Fの家具工房は、大きな機械類はすでに家具仲間たちに譲られているけど、Fの息子がいつかこの場所で父の夢を継承する日のために部屋は広いまま残されている。奥さんに話して貸してもらうことにし、そして一昨日の夜無事撮影が終わった。掃除をして工房の蛍光灯をひとつひとつ消す時「よかったな、おい」というFの元気な声が工房の奥から聞こえた。Fには昔から助けてもらってばかりで何ひとつ恩返しできなかったのにまだ助けてもらってる。ありがと。
うれしかったけどFがここにいたらなあと思った。
このカチンコを作る時に差し込みの切れ目をこの工房で入れてもらった。


