- 2009年7月 3日 15:41
- カクメモ
天空の都市エズから届けられた絵はがきは不思議な色を放っていて、遥か彼方から空を渡ってきたこの一枚の絵はがきはエズの何物かを見事に「伝えて」くれた。いくら時代が変わって印刷技術が高度になってもそんなことには一切構わずニーチェの時代からずっとその町に売られているかのようなその絵ハガキは我々に警鐘を鳴らしているようにも見えた。必要なのは「伝える」というとてもシンプルなものなのにぼくらはデザインしすぎてその本質を見えなくしてしまう時がままある(そんなものはデザインとは言えないのに)。コンセプトへの揺るぎない自信があればデザインはシンプルでいい。シンプルだからこそデザインには計り知れない高度な技術とセンスが必要でそして高度な技術とセンスを持ったクリエイターは世界中に星の数ほど散らばっている。そう、世界はクリエイティブに満ちている。世界のトップレベルのクリエイター達がクリエイティブを語る熱い肉声と鋭い目つきの現場に立ち会う事ができてしかも彼らに審査される幸福な若者は一握りしかいない。「負けたよ。グランプリはシンプルで完成度が高かった」その言葉を聞いた時ようやく正しい現場に立ち会ったんだなと思った。


