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上田藩村明細帳

ueda.gifmeisai.gif宝永三年(1706年)、上田藩主だった仙石氏が出石へ転封となり、松平氏が新しい藩主となった。これと同時に、領内全村から今の「村勢要覧」のような帳面が一村一冊提出され、「上田藩村明細帳」として編纂された。これは「宝永差出帳」ともいわれ八十六冊ある。原本はすでになく、藩の役人による寛永三年(1791年)の写しが存在するのみ。年貢、用水、橋、戸数、人口(どこどこの村にへ出稼ぎに行くとか)、馬の数(雌何頭雄何頭とか)、職人、寺社、稲の種類、作物(こやしは何を使っているとか)、薪...など、江戸時代前半の藩領の中身をすべて網羅するこのようなものは全国的にも例がなく、広く国内で利用される重要資料となっている。この中の、畑作毛を記した部分には、藩領内の多くの村の記述に大豆や稗、黍、大麦、小麦などといっしょに「蕎麦」と記されており、少なくとも上田藩の地域では蕎麦栽培が盛んだったようだ。転封となった仙石氏が出石まで上田のそば職人を連れていったという逸話も、納得できる資料。で、上田の「草笛」というそば屋に行って来たと言う話はまた後日。刀屋と同じ轍は踏まなかったが...ううむ。

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